幽玄とさびの美学―日本的美意識論再考

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幽玄とさびの美学―日本的美意識論再考

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326851973
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C3091

出版社内容情報

日本的美意識といわれる「幽玄・さび」。俊成や芭蕉の歌論や俳論にその実質を検討、「日本的なるもの」の有効性を批判的に検証する。

日本の芸能や文学を規定する美意識として機能してきた「幽玄」や「さび」に関わる論文をテクストに照らし美学的観点から検証していく。作品当時の文脈と近代以降の再発見/再評価以降で微妙に意味やニュアンスを変えつつ「日本的美意識」と呼ばれてきた観念の本質とは。曖昧なままにされてきた価値基準を美学的観点から問いなおす。

内容説明

俊成・定家の幽玄と艶、世阿弥の幽玄、芭蕉のさび―この謎めいた呪文が喚びだす「日本的なるもの」とはなにか。いま新たに、美学的アプローチで問いなおす。

目次

序章 日本的美意識(幽玄と象徴;芭蕉の「象徴主義」 ほか)
第1章 俊成の幽玄(歌合の評語;余情と幽玄 ほか)
第2章 俊成の艶(『源氏物語』の艶;感覚語と感情語 ほか)
第3章 定家の妖艶と世阿弥の幽玄(余情妖艶と新古今調新風;本歌・本説取り ほか)
第4章 芭蕉の「さび」(俳諧の笑い;貞門と談林 ほか)
終章 省略語としての「日本的なるもの」

著者等紹介

西村清和[ニシムラキヨカズ]
1948年生まれ。東京大学文学部美学芸術学科卒業、同大学院修了。東京大学名誉教授。著書『遊びの現象学』(勁草書房、サントリー学芸賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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日本的美意識:幽玄と象徴 芭蕉の象徴主義 能と『新古今集』 日本的なるもの 俊成の幽玄:歌合の評語 余情と幽玄 判詞における幽玄 美的概念 俊成の艶:『源氏物語』の艶 感覚語と感情語 判詞における艶 幽玄と艶 定家の妖艶と世阿弥の幽玄 芭蕉の「さび」:俳諧の笑い 貞門と談林 蕉門の連句 芭蕉の発句 切字と疎句化 「取合せ」と「とりはやし」 主体の出現 俳諧の誠 「さびしほり」 フモールと苦微笑 省略語としての「日本的なるもの」 和歌・連歌・俳諧 索引2021/06/28

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