出版社内容情報
本書は映画と絵画をめぐって徹底的に思考された結果としての秀逸な映画論である。映画と絵画の間には親密な秘められた関係が存在している。それぞれ共にフレーム(枠)に囲まれた内部に世界を表象する。しかし、世界は無垢なままフレームの中に収まるわけではない。歪められ、変形され、世界は元の姿を留めていないかのように枠の中に封じ込められることもある。著者が探求するのは、そういった絵画や映画における表現形態の根本問題である。
内容説明
絵画と映画は、共にフレームに囲まれた内部に世界を表象する。だが、世界は無垢なままフレームの中に収まることはない。歪められ、変形され、世界は元の姿を留めていないかのように、枠の中に封じ込められることさえある。ボニゼールが探究するのは、フレームとその世界の関係性である。
目次
現実の粒子
ショット=タブロー
とまどうレンズ
切断された反映
デカドラージュ
メタモルフォーゼ
残滓(カール・テホ・ドライヤー『ゲアトルード』)
消失(アントニオーニについて)



