出版社内容情報
最近アート各ジャンルで環境作品が注目される。美術,音楽,演劇,映像,文学での試みをエスニック・アートの新たな見方からモダニズム~ポストモダンの潮流に位置づける。
【目次】
序
1 ポスト・モダンと甦る「オーラ」
2 諸ジャンルのポスト・モダン的状況と「地球にやさしい環境作品」への序章
3 二つのポスト・モダン
第1部 ポスト・モダンにおける伝統の復活とアイロニー
プロローグ
第1章 ポスト・モダン前史
1 いわゆる「沈黙の芸術」
2 1960年代のスキゾ・モダン
第2章 再び過去を語りだしたポスト・モダンとアイロニー
1 アイロニー、このおくれてきたものの習性
2 ポスト・モダン建築の過去の引用
3 ポスト・モダン演劇とグリム童話
4 引用と写真
5 ウンベルト・エコ『「薔薇の名前」覚書』をめぐって
インテルメッツオ
プロローグ
1 不毛な議論?「沈黙」か「アイロニー」かの二者択一
2 ジョン・ケージ 環境音楽への見なおし
第2部 ポスト・モダンにおけるエスニックへのまなざしとエコロジー
プロローグ
第1章 ポスト・モダンによる異文化の読み方
1 現代芸術への人類学的まなざし
2 民族音楽とアースワーク
3 新しい芸術人類学へのまなざし
第2章 エコロジーと芸術
1 パブリック・アート
2 サウンドアート
3 エコロジカル・アートの基調音
4 アンディ・ゴールズワージー
第3章 アイロニーなきプロジェクト
プロローグ
第1章 ポスト・ヒストリーと芸術
1 ポスト・ヒストリーと演劇
2 「神聖建築」安藤忠夫とヨーロッパのポスト・モダン
3 ポスト・ヒストリー時代のアイロニーなき建築家の試み
第2章 仕掛け(インスタレ-ション)とメディアとしての環境作品
1 脱モニュメントと地球ヴューのアート
2 メディアの変容
3 サウンド・グローバル・イヤー
「結びにかえて」 対談 川俣正vs岡林洋
内容説明
今、注目の環境作品。人類学的方法からの、音楽、建築etc.ジャンルをこえる試みをポスト・モダンの潮流に位置づける。
目次
第1部 ポスト・モダンにおける伝統の復活とアイロニー(ポスト・モダン前史;再び過去を語り出したポスト・モダンとアイロニー)
インテルメッツオ
第2部 ポスト・モダンにおけるエスニックへのまなざしとエコロジー(ポスト・モダンによる異文化の読み方;エコロジーと芸術―生態系にやさしい芸術の可能性)
第3部 アイロニーなきプロジェクト(ポスト・ヒストリーと芸術;仕掛け〈インスタレーション〉とメディアとしての環境作品)