タイ、水牛のいる風景

松村 みか【著】

勁草書房（1990/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 251p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784326851119
• NDC分類 916
• Cコード C0095

内容説明

激動のタイを素足で感じる。タイの鼓動が伝わってくる。自然、文化、人々の暮らしをみずみずしい感性で綴ったタイ‐心のエッセイ集。

目次

約束
あの道この道
猿にきびだんご―タイ式桃太郎の話
ひとり旅、スリン行き―東北タイ、スリンの象祭りを訪ねて
引っ越し―バンコクのアパートを移り住む
弟子入りの日―新聞社顧問、タイのフリーカメラマン瀬戸さんとの出会い
事故―ビルマ国境で車ごと谷底へ落下
いいとこ、悪いとこ―日本から来たアメリカ帰りの親友と南の島サムイへの旅〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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海外青年協力隊として1985年12月から88年3月までバンコクのピポット短期大学で日本語教師として滞在した、当時23歳である著者のタイについてのエッセイ。内容は自分の日常の生活と日々の感想がつづられている。あまり読むべきところは多くない。カメラマンの瀬戸正夫氏に関する話だけは、興味深かった。瀬戸さんは日本国籍を持っていなかったことをはじめて知る。今ではすっかり変わってしまったタイ社会へのある意味での、ノスタルジーもしくはオマージュ。

2012/05/06