出版社内容情報
街は映像であふれている。ビデオは映画を手軽な娯楽にした。しかし,映画でしか表現できない世界,映画館にしか存在しない光景というものがまぎれもなく存在するのだ。
【目次】
プロローグ 一人称で語り始めるために
Ⅰ 映画の現在に向けて
映画をつなぎとめるために
映画の現実主義のために
映画=日記のために
Ⅱ 映画作家の現在に向けて
単純さの強度へ―エリック・ロメール覚書
俳優たちの場所へ―ジャック・リヴェットの迂回路
枠の中の世界へ―ジョン・カサヴェテスは語る
これからはじまる旅へ―ベルナルド・ベトルッチの行程
街と街と街へ―ヴィム・ヴェンダースとの長い旅
Ⅲ 映画と都市に向けて
小津、ヴェンダース、そして東京
パリ、「19世紀の首都」の20世紀末
Ⅳ 映画の輝きに向けて
あとがき
作品索引
内容説明
映画の死を前に、映画への深い愛を武器にして、まだ生き残る映像を撮り続ける私たちの時代の映画作家たち。ヴェンダース、カサヴェテス、ベルトルッチ、ドワイヨン、ロメール、リヴェット…。私たちも彼らと共に、まだ輝き続ける映画の光を追い求めよう。
目次
1 映画の現在に向けて(映画をつなぎとめるために;映画の現実主義のために;映画=日記のために)
2 映画作家たちの現在に向けて(単純さの強度へ―エリック・ロメール覚書;俳優たちの場所へ―ジャック・リヴェットの迂回路;枠の中の世界へ―ジョン・カサヴェテスは語る;これからはじまる旅へ―ベルナルド・ベルトルッチの行程;街と街と街へ―ヴィム・ヴェンダースとの長い旅)
3 映画と都市に向けて(小律、ヴェンダース、そして東京;パリ、「19世紀の首都」の20世紀末)
4 映画の輝きに向けて