出版社内容情報
本書は,現在の孟子七篇を素直に通読し,孟軻を一個の清純な人物とみて,彼がいたるところで演ずる論戦を中心に,その人間像を描き出すところに力点がおかれている。
【目次】
1 千里の道
1 何ぞ必ずしも利といわん
2 めでたき台
3 巣がけの枝
2 忍びざる心
1 稷の士
2 木に縁って魚を求む
3 夕映えの牛山
3 四十里の囿
1 千万人といえどもわれ往かん
2 仁なれば栄えん
3 四十里の囿
4 政は正なり
1 聖人の偉業
2 政は正なり
5 民心の帰するところ
1 干天の慈雨
2 期待も空なし
3 斉を去る日
4 残照
6 小国の道
1 宋王偃に謁せず
2 王道
7 王道と天命と
1 治国安民の策
2 異端の説(1)
3 異端の説(2)
4 君子人
5 王道と天命と
8 性は善なり
1 回想
2 性は善なり(1)
3 性は善なり(2)
4 弧愁の感慨