出版社内容情報
ヨーロッパの合理主義的生活の基盤である「石」造建築と「光」の恩恵に乏しい風土のイメージによって,その文化の原点を,〈石と光の思想〉として捉える。
【目次】
Ⅰ
石の思想
Ⅱ
パリの孤独
シャルトル
ロマネスク教会巡礼
ブルターニュ
Ⅲ
フェルメールの世界
ネーデルランドの狂気
Ⅳ
フィレンチェの春
ヴェネチアの光と影
パドヴァ
ミラノの詩人
アシジの丘
ラヴェンナの月
Ⅴ
スペイン、わが愛
Ⅵ
モーツァルト論
オディロン・ルドン論
あとがき
内容説明
存在論的視座から独自の文芸評論を展開する気鋭の評論家が、ヨーロッパ文化の原点をその合理主義的生活の基盤である「石」造建築と「光」の恩恵に乏しい風土のイメージから鋭く捉えた異色のエッセイ集。
目次
石の思想
パリの孤独
ロマネスク教会巡礼
フェルメールの世界
フィレンツェの春
ヴェネチアの光と影
ミラノの詩人
スペイン、わが愛
モーツァルト論
オディロン・ルドン論〔ほか〕