出版社内容情報
誕生から今日まで、文芸・演劇が芸術に占める位置はどう変わっているのか?古今東西の具体的な動きに即しつつ類型論的・理論的パースペクティブを示す。
【目次】
―1 文芸の諸相―
Ⅰ 文学観の類型
1 古代における文学概念
2 西洋近代の文学観―フィールディングの小説観の形成を中心として
Ⅱ 文学と言語
1 テクストとしての作品
2 ロシア・フォルマリズム―散文論
3 文学とレトリック
Ⅲ 解釈と受容の地平
1 作者・作品・読者
2 読者の現象学
Ⅳ 文芸のジャンル
1 古代詩の形式―ギリシアの詩に即して
2 叙事詩から小説へ
3 劇的なもの
Ⅴ 物語の詩学
1 語り手と主人公
2 小説の時間と空間
3 思索としての小説
―2 演劇の諸相―
Ⅰ 実験と再生
1 日本の前衛劇とシェイクスピア―1960年代から90年代まで
2 武智歌舞伎の軌跡
3 能の拡張と可能性―<冥の会>と<橋の会>
Ⅱ 名優が誕生するまで
1 ルイ・ジュヴェ
2 名優誕生 <十一代目市川団十郎>
Ⅲ 創造としての劇評
1 歌舞伎評判記の世界―芸評の視点
2 近代の能と坂元雪鳥
3 レッシングからブレヒトへ―ドイツ啓蒙主義演劇の流れ
Ⅳ 名作の新しい読み
1 作者の『ハムレット』と観客の『ハムレット』
2 『三人姉妹』を読む―ロシア・ソビエトの演出を中心に
3 『出世景清』再考
Ⅴ 演劇論で綴る西洋演劇小史
1 フランス古典主義演劇とその理論
2 近代市民劇とその理論
索引
内容説明
誕生から今日まで、文芸・演劇が芸術に占める位置ばどう変わっているのか?古今東西の具体的な動きに即しつつ、類型論的・理論的パースペクティブを示す。
目次
1 文芸の諸相(文学観の類型;文学と言語;解釈と受容の地平;文芸のジャンル;物語の詩学)
2 演劇の諸相(実験と再生;名優が誕生するまで;創造としての劇評;名作の新しい読み;演劇論で綴る西洋演劇小史)