出版社内容情報
アーサー・ダントー「アートワールド」、ジョージ・ディッキー「芸術とはなにか?」、フランク・シブリー「美的概念」など、いずれも現代の美学の論争の出発点となった代表的な論文を収録。分析美学でどのような議論が展開されているのか、その主要トピックを網羅し、コンパクトにつかむ基本論文集。入門者必携。
内容説明
ダントー、ディッキー、シブリーら、50年代から現在までの代表的な論文を集成し、主要トピックを網羅。議論展開をコンパクトにつかむ。
目次
第1章 「芸術」の定義(アートワールド;芸術とはなにか―制度的分析)
第2章 美的価値(芸術批評における理由;美的概念;芸術作品の評価と鑑賞)
第3章 作品の意味と解釈(視覚芸術における再現;文学における意図と解釈)
第4章 フィクションの経験(フィクションを怖がる;不道徳な芸術礼賛)
著者等紹介
西村清和[ニシムラキヨカズ]
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学(2010年博士(文学))、現在、國學院大学文学部教授(東京大学名誉教授)。著書に『遊びの現象学』(勁草書房、1989年、サントリー学芸賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大根
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全部重要な論文だけど、文学研究でも演劇研究でも、芸術とは何か、文学における意図と解釈は特に必読。2016/04/04
hurutakouichi_gallerys
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ゴミ本。で、資本主義は止まらないw2025/04/16
わだ りゅうた
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とりあえずダントーのアートワールドだけ読んだ。ニュアンスだけの理解になるが、これまでなかったものが今後アートワールドに加わる。もしくは、アートとされる。この認識の時間性はとても面白かった。2024/11/12
stray sheep
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この分析美学特有の語り口の臭みにも慣れてきたか2024/08/31
yoyoyon29
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<アートワールドbyアーサー·ダントー> *結論は有名だけど、その過程は分析哲学!びっくりしたー ·芸術とは?:imitation theory→reality theory(後期印象派、ロジャー·フライ"イリュージョンではなくリアリティ"、新しいかたちの創造=リアルな対象とリアルな複製の間の世界に献呈される新たな寄贈物) ·抽象表現主義者にはアートだが一般の人には絵具に見える違い:作家は理論と歴史からなるある雰囲気an atmosphereを通過して絵具の物質性に回帰2020/10/29