内容説明
「メディア・リテラシー」の語が流布して15年。我々は本当にメディアの自律性を手に入れたのか?硬直するTVジャーナリズム、技術先行で形骸化する映像教育、ディレクター教育の不在を越える。映像ジャーナリズムに新たな地平を切り拓く。
目次
日本社会とメディア・リテラシーの今
映像表現を学ぶ方法
映像表現の特徴と古典理論
映像と記号
映像作品のレシを理解する
映像作品のナラティブとディエジェーズ
ドキュメンタリーの物語構造
逆相化への批判と超克
ドキュメンタリーの企画作り―ボトムアップ報道の第一歩
ボトムアップの取材術
ドキュメンタリーの構成
ボトムアップ報道の課題と展望
著者等紹介
遠藤大輔[エンドウダイスケ]
1966年、東京生まれ。ビデオジャーナリスト。早稲田大学政経学部卒業。フリーランサーの映像カメラマンとして従事するかたわら、自主制作でドキュメンタリー作りに取り組む。野宿する人々のためのコミュニティテレビ「新宿路上TV」でビデオジャーナリストの方法論を確立。1999年、合資会社ビデオジャーナリストユニオン(VJU)を設立し、日本テレビ、フジテレビの報道特集を多数手がける。主なフィールドは野宿者問題、環境問題、パレスチナ問題、医療問題など。1999~2002年実践女子大学非常勤講師、2002年より東京経済大学非常勤講師を務め、教育の場でも実績がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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