出版社内容情報
第1部美では、プラトンの考察初め、ハチスン、バークらによるピクチャレスク/自然美への開眼、カント(趣味判断)、シラー(美と善)等主要な概念の誕生の背景・議論を紹介、更に柳宗悦の民芸美をモリスとの対比で考察。
第2部芸術では、ポピュラー・アートを芸術文化に位置づけ、「芸術における自己表出」でロマン主義以後の流れを考察、作品解釈と作者の意図、批評とは何か…と続く。
第3部現代芸術では「造形芸術と機械技術」を広いスパンで捉えバウハウスに至る。「超現実主義のテクストとイマージュ」では文学と図像を問い、「コンセプチュアル・アート」で現代アートの終着点を示す。
時代を追い、美と芸術の種々相を知るに好適!
第一部 美
一 美について
二 美的範疇としてのピクチャレスク
三 カントの趣味判断について
四 美と善──シラーの「美しき魂」を中心に
五 柳宗悦の民藝美論
第二部 芸術
一 芸術文化試論──ポピュラー・アートをめぐって
二 芸術における自己表出
三 作品解釈と作者の意図
四 批評の位置
五 ランガーの芸術哲学
第三部 現代芸術
一 造形芸術と機械技術
二 超現実主義のテクストとイマージュ
三 コンセプチュアル・アートについて
あとがき
事項索引
人名索引
内容説明
プラトンから近代の自然美の発見を経て、カント、シラーらの美学を紹介。芸術概念の変遷を中心に、自己表出、解釈、批評などを論じ、機械技術と造形芸術の切り結びからアートの終着点に至る。
目次
第1部 美(美について;美的範疇としてのピクチャレスク;カントの趣味判断について ほか)
第2部 芸術(芸術文化試論―ポピュラー・アートをめぐって;芸術における自己表出;作品解釈と作者の意図 ほか)
第3部 現代芸術(造形芸術と機械技術;超現実主義のテクストとイマージュ;コンセプチュアル・アートについて)
著者等紹介
利光功[トシミツイサオ]
1934年東京都に生まれる。1958年東京大学文学部美学美術史学科卒業。1961年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学助手、玉川大学助教授・教授を経て1998年より東京工芸大学芸術学部教授
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