出版社内容情報
従来の文学概論とは趣きを異にし,実用として文学の研究や理論に不可欠の前提と基礎としての鑑賞への手引書であると共に,批評による理論体系としての本格的文芸学を構築。
【目次】
Ⅰ 文学の鑑賞―その理論と実際―
1 文学はおもしろければよい
2 よりおもしろい文学を
3 すぐれた作品とは?”古典”とは?
4 さまざまな鑑賞
5 鑑賞の個人差
6 鑑賞の客観性
7 鑑賞の方法
8 作品の解釈
Ⅱ 文学の研究
1 予備的な段階から
2 文学研究の成立
3 読解
4 正確な本文
5 文献学と書誌学
Ⅲ 文学の本質
1 ”文学”ということば
2 芸術としての文学
3 形象の技術とたましいと
4 個々の形象と全体の形象
5 イメージの世界
6 創造力の展開
7 文学の本質と価値
8 文学においての認識とイデオロギー
Ⅳ 文学の起源
1 文字によらぬ文学
2 文学の発生
3 伝承文学の発展
4 書かれた文学へ
5 日本文学の起源
Ⅴ 文学の種類(ジャンル)
1 文学においての種類とは
2 ジャンルの問題
3 散文の性質、散文の諸ジャンル
4 伝説と民話と説話文学の関係
5 伝記
6 民話
7 説話文学
8 物語文学
9 小説と諸ジャンル
10 記録文学とルポルタージュ
11 随筆・エッセイ
12 評論
13 詩
14 戯曲
Ⅵ 文学の方法
補論 体系としての文芸学への展望
索引
-
- 和書
- アジア系アメリカ作家たち