出版社内容情報
ソーシャルワークの実践現場で、MSW(医療ソーシャルワーク)はどのような専門性を担えるのか。1995、98年に開催された国際医療・精神保健ソーシャルワーク会議をレポートし、各国の事情・制度を分析することにより、今後MSWがスペシャリストとして担うべき実践分野を展望する。
内容説明
医療ソーシャルワークが担うべき実践分野とは。世界各国の制度を分析し、未来の医療福祉を展望する。
目次
1 国際医療・精神保健ソーシャルワーク会議(国際会議の概要;第一回会議の抄録概観;医療ソーシャルワークの動向 ほか)
2 各国の医療保障制度(医療保障制度の国際的動向;国際会議参加国の医療保障制度)
3 医療ソーシャルワークの課題(アメリカのプライマリケアにおけるケースマネージメント―心理社会的問題を持つ患者の発見・スクリーニングを中心に;フィンランドにおける癌の子どもに対するソーシャルワーク―医療ソーシャルワーカーによる長期的援助を可能にする要件;アメリカの高齢者虐待対策―コミュニティを基盤とした成人保護サービス ほか)