出版社内容情報
福祉社会の青写真をどのように描くか。福祉の政治的,社会的役割とは何か。財源の調達は。社会保険か,税か,行政改革か。高齢化の論点すべてに本音で答える処方箋!
【目次】
はじめに
総論
第1部 福祉ビジョンと政治
1 福祉社会への七つの提言
第2部 福祉ビジョンと経済
2 福祉の経済学
3 21世紀福祉ビジョンを批判する
第3部 老人保健法と公的介護保険制度
4 厚生省の思惑
5 大蔵省の思惑
第4部 福祉拡大のための行政改革
6 無駄の目立つ厚生行政
7 新ゴールドプランの意義
第5部 市場メカニズムの可否
8 シルバー産業を再編する介護保険
9 有料老人ホーム小史
第6部 老人医療とは何か
10 末期医療、尊厳死、老人福祉(対談)
掲載誌
あとがき
内容説明
快刀乱麻を断つ処方箋。高齢化の論点すべてに本音で答える。
目次
第1部 福祉ビジョンと政治
第2部 福祉ビジョンと経済
第3部 老人保健法と公的介護保険制度
第4部 福祉拡大のための行政改革
第5部 市場メカニズムの可否
第6部 老人医療とは何か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
2
中山文庫除籍本。もったいない。第2章福祉の経済学。ここは、アマルティア・センの本も読み比べるといいのではないかと思う。評者は池上惇先生から、今後の拙講義の件で福祉の中山間地域経営論を展開していく方向性を示唆された。そのために、本著は活用できる、今でも有効な視点が提供されているのは助かる。まだ厚生省時代の本だが、その頃から今は、TPPで厚労省が反対する立場にあると思えるが、福祉の経済学からすればTPPに反対するのは当然。労働は外国人との消耗戦だし、医療も保険も市場原理で弱者がないがしろにされかねない。2012/11/13