近代華族動物学者列伝

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近代華族動物学者列伝

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  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326750580
  • NDC分類 480.21
  • Cコード C3040

出版社内容情報

明治維新後、特権階級たる華族の一部は動物学に没頭しつつ、議員職にも就いていた。彼らの議会発言を通して理念や問題意識をたどる。

“鳥の公爵”鷹司信輔、蜂須賀線の蜂須賀正氏侯爵、博物館建設の父・田中芳男男爵らを筆頭に、華族たちは趣味的といわれる動物学を発展させていった。同時に彼らは帝国議会議員であり、本議会等の議事録に貴重な肉声資料が残る。これまで見過ごされがちだった議会発言に着目し、知られざる「華族動物学者」たちの実態を明らかにする。

内容説明

動物学を発展させた、“鳥の公爵”こと鷹司信輔、蜂須賀線の蜂須賀正氏侯爵、博物館建設の父・田中芳男男爵ら、近代の華族たちは帝国議会で何をなしたのか?議事録に残る貴重な肉声資料をたどり、知られざる「華族動物学者」の実態を明らかにする!

目次

序章 華族と華族動物学者たち
第1章 「蟲好きでは錚々たるもの」といわれた有力政治家―三島弥太郎
第2章 帝国議会に籍を置くのが遅すぎた鳥類学者―黒田長禮
第3章 “典型的な”鳥類学者議員―蜂須賀正氏
第4章 マングース導入に警鐘を鳴らした先見の明―中川久知
第5章 人柄を買われた“鳥の公爵”―鷹司信輔
第6章 国立自然史博物館建設を訴えた博物学者―高千穂宣麿
第7章 元虫捕御用の近代―田中芳男
第8章 志半ばに斃れた蝶類学者―仁禮景雄
第9章 昆虫翁の議会対策―名和靖
終章 総括―華族動物学者たちの評価

著者等紹介

保科英人[ホシナヒデト]
昭和47(1972)年神戸市生まれ。平成12(2000)年九州大学大学院農学研究科博士課程修了、博士(農学)。現在、福井大学教育学部教授、日本甲虫学会和文誌編集委員長、福井県環境審議会野生生物部会長、環境省希少野生動植物種保存推進員。専門は文化昆虫学、科学史、土壌性甲虫分類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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中将(予備役)

2
貴族院議事録中の「生」の発言を中心に、動物学者だった華族の姿に迫った列伝。他にない着目点で、議会慣行に照らして正確か若干疑問の残る点もあるものの、大変面白かった。富裕な華族ばかりではないが、当時の研究の裾野の広さを感じた。終章に言及もあるが、貴族蒐集家が生まれる前に華族制度が無くなってしまったのは惜しい。議会関係の活動を中心に据えるため、残念ながら山階侯の章はない。(「...慣行への理解は若干疑問も残る内容ながら、」としていましたが、言い過ぎなので訂正いたしました。)2021/12/30

深窓

1
動物学者として実績を上げた華族の伝記集。学術上の貢献ではなく貴族院議員としての活動実績について取り上げている。侯爵以上の強制的に無給議員にさせられた各人は自身が知見を持つ分野の法案審議でさえ積極的に関わろうとしない。一方で、伯爵以下の貧乏華族は議員報酬を求めて選挙活動に熱心に取り組むなど、華族間のスタンスの違いは興味深かった。2021/11/14

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