ドクター・ジュノーの戦い―エチオピアの毒ガスからヒロシマの原爆まで (増補版)

ドクター・ジュノーの戦い―エチオピアの毒ガスからヒロシマの原爆まで (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 293,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784326750375
  • NDC分類 956
  • Cコード C0047

出版社内容情報

本書は,今世紀の文明が犯しうる極限的な残虐現場の最前線に出かけていって,その被害者の生命を救うために献身した医師ジュノーの「実戦」記録である。

【目次】
序 1935年10月

 Ⅰ エチオピア
1 《カイ・マスカル》
2 デッシュ爆撃
3 スウェーデン野戦病院壊滅
4 《アビート....アビート....》
5 《シフタ》
6 見捨てられた街

 Ⅱ スペイン
7 《カラマーダスとカバレロス》
8 捕虜交換
9 開門

 Ⅲ 第二次世界大戦
10 1939年9月
11 《彼らは理解しようとはしない》
12 十対一
13 さまよう家族
14 白い巨船....
15 アルカディアの惨劇
16 要塞と牢獄

 Ⅳ 日本
17 極東への道
18 獄舎の人々
19 大森収容所
20 死の街
21 そして人々は....
22 第三の兵士

訳者あとがき 

内容説明

本書は、今世紀の文明が犯しうる極限的な残虐現場の最前線に出かけていって、その被害者の生命を救うために献身した医師ジュノーの「実戦」記録である。ジュノーの行動的献身の舞台は、一九三五年エチオピア(イタリアの侵略を受けた)に始まり、その翌年は内乱のスペイン、続いて第二次大戦中のドイツ、最後に原爆下の日本である。

目次

1935年10月
1 エチオピア(カイ・マイカル;デッシエ爆撃;スウェーデン野戦病院壊滅;アビート、アビート;シフタ;見捨てられた街)
2 スペイン(カマラーダスとカバレロス;捕虜交換;開門)
3 第2次世界大戦(1939年9月;彼らは理解しようとしない;十対一;さまよう家族;白い巨船;アルカディアの惨劇;要塞と牢獄)
4 日本(極東への道;獄舎の人々;大森収容所;死の街;そして人々は;第3の兵士)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AKT

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法律ではなく、最後は自分のエスプリに従って行動する、1900年代の戦争で捕虜解放のために奔走した人ならではの言葉だ。日本軍は捕虜に対して適切な配慮をしていたと信じていたが、ジュノー博士の目にはそう映っていない。彼のストーリーは日本人として悲しい出来事だ。原爆の惨状を読み、核保有国が増える現在、私たちは逆行して核に対してNoと言わなければならない。そんなことを60年以上も前に彼はやっていたのだ。尊い信念を掲げて行動する人がいる機関、やはり憧れは募るばかり…2013/02/25

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