科学入門―科学的なものの考え方 (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326750313
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

出版社内容情報

科学者が自然についてのある現象を,どんな動機から,どのような思索の経路によって展開し,結論を導びくか。ケプラー,パストゥール,アインシュタインを例に明快に説く。

【目次】
Ⅰ ケプラーが遊星の運行の法則をつかむまで
 地球は宇宙の中心にある
 コペルニクスの後継者
 神秘的調和から合理的調和へ
 軍神マース(火星)をとりこにしたケプラー

Ⅱ ガリレイが地上の実験だけをもとにして、地動説を確立する
 アリストテレスとガリレイ
 力学の仕事
 天文対話
 「力学対話」を著す

Ⅲ パストゥールが、生物がひとりでにわくかどうかを明らかにした
 小麦からネズミが発生する
 すべての微生物は自然に発生する
 発酵の研究から生物発生の研究へ
 生物発生の研究は細菌学の生みの親であった

Ⅳ アインシュタインが相対性原理を発見するまで
 山も運動している
 エーテルとは何か?そのはたらきは?
 光は電磁波だった
 青年アインシュタインの解決
 光の法則から相対性原理へ

Ⅴ 原子の世界の論理
 量子力学の誕生
 エネルギーの割りふり
 電子は波であり粒である
 不確定原理
 「状態」という概念
 プランク常数の働き
 量子力学の哲学的影響

Ⅵ 科学者の政治的な役割
 科学者の悲劇
 悪者にされる科学者
 政治的スタンドプレイー 

内容説明

科学者がぶつかっている問題を、どのように一歩一歩とほり下げていくか、また、以前の考え方ではうまくいかないとき、どうやって一歩飛躍して新しい考え方に行きつくか。武谷三男が「現代科学へむかっての科学者の学問的および社会的苦闘の一端」を示し、科学的な考え方を描く。

目次

1 ケプラーが遊星の運行の法則をつかむまで
2 ガリレイが地上の実験だけをもとにして、地動説を確立する
3 パストゥールが、生物がひとりでにわくかどうかを明らかにした
4 アインシュタインが相対性原理を発見するまで
5 原子の世界の論理
6 科学者の政治的な役割

著者等紹介

武谷三男[タケタニミツオ]
1911年福岡県生まれ。1934年京都帝国大学理学部卒業。京都帝大理学部、大阪帝大理学部副手を経て、理化学研究所助手、立教大学教授を歴任。2000年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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