出版社内容情報
権丈 善一[ケンジョウ ヨシカズ]
著・文・その他
内容説明
「社会保障というシステム」の根本からわかりやすく学び、教えるための入門書、第3弾。旧版に新たな知識補給とデータ更新を加えた新版。所得をどのように分配すれば経済の活力は高まるのか?政策がどのような前提から導き出されているものか自覚のないまま行われる社会保障論議の愚を説き、前提・思想を自覚した政策形成を提言。所得再分配政策の在り方を経済学説の系譜から考える。
目次
応用編1(社会保障政策の政治経済学―アダム・スミスから、いわゆる‘こども保険’まで)
理論編(社会保障と関わる経済学の系譜序説―サミュエルソンの経済学系統図と彼のケインズ理解をめぐって;社会保障と関わる経済学の系譜)
応用編2(合成の誤謬の経済学と福祉国家;公的年金保険の政治経済学;研究と政策の間にある長い距離―QALY概念の経済学説史における位置 ほか)
著者等紹介
権丈善一[ケンジョウヨシカズ]
慶應義塾大学商学部教授。博士(商学)。1962年福岡県生まれ。1985年慶應義塾大学商学部卒業、1990年同大学院商学研究科博士課程修了。嘉悦女子短期大学専任講師、慶應義塾大学商学部助手、同助教授を経て、2002年より現職。この間、2005年ケンブリッジ大学ダウニグカレッジ訪問研究員、1996年~1998年ケンブリッジ大学経済学部訪問研究員。公務では、社会保障審議会、社会保障国民会議、社会保障制度改革国民会議、社会保障制度改革推進会議の委員や社会保障の教育推進に関する検討会の座長など。主要業績に、『年金改革と積極的社会保障政策―再分配政策の政治経済学II(第2版)』(2009年(初版2004年、労働関係図書優秀賞))、『再分配政策の政治経済学I―日本の社会保障と医療(第2版)』(2005年(初版2001年、義塾賞))(以上、慶應義塾大学出版会)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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