出版社内容情報
保健・医療・福祉の質を上げるための手段、多職種連携。連携の質を高める教育手法IPEに着目し、意義と役割、適用限界を検討。
多職種連携はどのような要因により促進/阻害されるのか。IPEは連携状況にどのような効果をもたらしうるか。多職種連携を個人の認識や能力ではなく、地域や集団のもつ特性として測定する尺度を開発・検証。農村地帯と都市のベッドタウン・中小工業地帯にそれぞれ位置する医療機関をフィールドに、多職種連携に影響する要因に迫る。
内容説明
地域包括ケアのキーワード「多職種連携」連携がケアの質を上げる条件を探り、多職種が一緒に学ぶIPEの意義と限界を検討する。多職種連携の促進/阻害要因は?IPE(多職種教育)の効果は?個々の認識・能力を超えて、集団の特性としての連携状況評価尺度を開発・検証し、農村と都市、2つの地域医療のメッカをフィールドに、多職種連携の展開とその要因に迫る。
目次
序章 本書の目的と研究の枠組み
第1章 保健・医療・福祉と多職種連携―先行研究と政策動向の検討
第2章 病院における多職種連携の発展過程―農村と都市の病院での質的調査
第3章 連携状況評価尺度と多職種研修―病院職員への量的調査
第4章 IPEの長期的効果と職場の影響
終章 病院における多職種連携とIPEの可能性
著者等紹介
藤井博之[フジイヒロユキ]
1955年生。1981年千葉大学医学部卒業。医学博士。社会福祉学博士。みさと健和病院内科部長、柳原リハビリテーション病院院長、佐久総合病院地域ケア科・リハビリテーション科医長、首都大学東京非常勤講師、東洋大学大学院非常勤講師を経て、現在、日本福祉大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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