アザー・オリンピアンズ―排除と混迷の性別確認検査導入史

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アザー・オリンピアンズ―排除と混迷の性別確認検査導入史

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784326654499
  • NDC分類 780.13
  • Cコード C1036

出版社内容情報

1930年代、男性に性別移行した4人のアスリートがいた。優生思想が重なる女子スポーツ黎明期、歴史は選手たちをのみ込んでいく

性別確認検査とは一体何を調べているのか。その発端は女性もスポーツに参加し始めた1930年代にあった。ナチス影響下のオリンピックに前後し、各大会を運営する男性たちのミソジニー的な思惑で科学を軽視した無責任な検査が行われていった。そして忘れ去られる当事者たち。スポーツとジェンダーをめぐる問題のルーツがここに。
【原著】Michael Waters, The Other Olympians: Fascism, Queerness, and the Making of Modern Sports(Farrar Straus and Giroux, 2024)



【目次】

はしがき
PART I 勝利 Triumph
PART II ナチス登場 Enter the Nazis
PART III 性別確認検査 Surveillance
PART IV ベルリン以降 After Berlin
謝辞
原注
解説 クィアとファシズムの歴史としての性別確認検査 井谷聡子
索引

内容説明

ファシズムに揺れる1930年代、「女に見えない」、そう言われた選手たちがいた。優生思想とミソジニーが重なる女子スポーツ黎明期、歴史は選手たちをのみ込んでいく。そして、1936年、ベルリン五輪を迎えた―。スポーツとジェンダーをめぐる問題のルーツがここに凝縮されている。

目次

1 勝利
2 ナチス登場
3 性別確認検査
4 ベルリン以降

著者等紹介

ウォーターズ,マイケル[ウォーターズ,マイケル] [Waters,Michael]
「ニューヨーカー」「アトランティック」「ニューヨーク・タイムズ」「ワイアード」「スレイト」「ヴォックス」などに寄稿。2021年から2022年にかけてニューヨーク公共図書館でマーティン・デューバーマン客員研究員としてLGBTQ学を研究。ニューヨーク市ブルックリン在住。本書は初の著書である

ニキリンコ[ニキリンコ]
翻訳家

井谷聡子[イタニサトコ]
関西大学文学部総合人文学科教授。トロント大学オンタリオ教育学研究所修了、Ph.D(トロント大学)。専門は、トランスジェンダー研究、スポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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膨大な参考資料が挙げられている精緻な歴史書でありつつ、登場人物が生き生きと描かれていて、映画を観るように心を委ねて読んでしまった。登場する選手が「選手」になる前、はじめてスポーツに出会ったときの瑞々しい喜びは、スポーツには苦手意識を強く持っている私にもひしひしと感じられた。他方で、選手たちを支配し抑圧する側のスポーツ団体上層部の登場人物たちも、その行為の事実だけを見ればひたすら腹が立つのに、オリンピック開催に向けた熱意や執念が、本人の言葉を引きながら説明されるので、感情移入し、ときには応援もしたくなった。2025/10/06

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