出版社内容情報
大学生を対象にした大規模なインタビュー調査をもとに〈大学固有の学び〉を問い直し、それを支えるために必要な条件をあぶりだす。
「エリート大学」から「ノンエリート大学」まで。大規模なインタビュー調査からあぶりだされる〈学ぶ学生〉のリアル。かれらの成長は、はたして「学生の成長」なのか。その実態から大学教育の理念を問う。進学率6割時代の大学教育は何を目指しどうあるべきか。従来の大学論とは一線を画す「現実的な理念」を提示する。
内容説明
「大学固有の学び」という幻想。「エリート大学」から「ノンエリート大学」まで、インタビュー調査からあぶりだされる“学ぶ学生”」のリアル。かれらの成長は「学生の成長」なのか?新しい切り口からの大学改革論。
目次
序章 大学生の学びを問い直す(濱中淳子)
解説(1) 社会科学系のカリキュラム(山内乾史)
第1章 余白を埋める―ノンエリート大学における学び(葛城浩一)
第2章 展望に縛られる―中堅大学における学び(山内乾史;葛城浩一)
解説(2) 社会科学系の学びの特徴(山内乾史)
第3章 道を切り拓く―エリート大学における学び(濱中淳子)
第4章 学びに魅了される―放送大学おける学び(吉田文)
終章 大学教育の条件は何か―知見と考察(濱中淳子)
解説(3) 大学生の学びは大学内で完結しない(山内乾史)
補論(1) 大学の成績は何を意味しているのか―社会科学系大学生を対象としたアンケート調査から(大多和直樹)
補論(2) 米国大学の学生は本当によく学んでいるのか―カリフォルニア大学バークレー校訪問調査より(武藤浩子)
著者等紹介
濱中淳子[ハマナカジュンコ]
1974年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。東京大学大学院教育学研究科総合教育科学専攻博士課程修了。博士(教育学)
葛城浩一[クズキコウイチ]
1977年生まれ。神戸大学大学教育推進機構准教授。広島大学大学院教育学研究科教育人間科学専攻博士課程修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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