出版社内容情報
『鬼滅の刃』で語られる出来事を、「妖異なもの」を切り口に、民族誌的現在としての「いま―ここ」で開示される現象として論じる。
『鬼滅の刃』は、連載中から大きな注目を集めており、映画公開の頃にはすでに社会現象となっていた。このように多くの人が『鬼滅の刃』に魅了され続けているということの文化的な意味について、そして何がそのような共感をもたらすのかについて、本書は現代日本文化の中にある「鬼滅的なもの」について接近することで理解を試みる。
内容説明
日常のリアリティを超越した妖異なる物語。生と死のはざまをうごめく人や鬼の生きざまを民族誌的に読み解く。
目次
序章 妖異なものへの入り口
第1章 流血の妖異
第2章 暗闇と魂
第3章 修験の命脈
第4章 鬼狩りの卒業
第5章 かまぼこ隊の家
第6章 かなしみの匂い
第7章 がらくたの笛
第8章 反復の彼岸
第9章 感覚の複製
終章 人と鬼のあいだにあるもの
著者等紹介
諏訪淳一郎[スワジュンイチロウ]
1965年生まれ。2000年筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。現在、弘前大学国際連携本部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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