交差する辺野古―問いなおされる自治

個数:
電子版価格
¥3,960
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

交差する辺野古―問いなおされる自治

  • 熊本 博之【著】
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • 勁草書房(2021/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 72pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年05月03日 02時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 355p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326654277
  • NDC分類 395
  • Cコード C3036

出版社内容情報

当事者は誰なのか、誰が決定権を持っているのか、政府による自治への介入は許容され得るのか……複層する自治をめぐる争い。

辺野古の人々を20余年にわたって翻弄してきた普天間基地移設問題。辺野古区民、建設反対運動、そして日本政府が交差する中で、なぜ辺野古は生活環境悪化につながる「条件付き受け入れ容認」の立場をとることになったのか。辺野古区民の経験を通し、普天間基地移設問題は日本のどこでも起こりうる、普遍的な社会問題であることを描き出す。

目次

辺野古から普天間基地移設問題を捉える
第1部 普天間基地移設問題の経緯(問題の発端―普天間基地返還合意から一九九八年名護市長選挙まで;移設計画の進展―沖合案からV字型案へ;政権交代がもたらした期待と諦念;再びの自公政権による建設作業の強行)
第2部 辺野古にとっての普天間基地移設問題(シュワブと辺野古;条件つき受け入れ容認の意味;反対派住民の苦悩)
第3部 自治をめぐる争い―辺野古で交差する住民、反対運動、日本政府(辺野古集落と建設反対運動―対立を超えるために;運動の論理、辺野古の論理;補完性原理の濫用と振興事業の報奨金化がもたらす地方自治の危機)
普天間基地移設問題を終わらせるために

著者等紹介

熊本博之[クマモトヒロユキ]
1975年宮崎県生まれ。2006年早稲田大学文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。現在、明星大学人文学部人間社会学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

39
【沖縄40】辺野古は他人事だと思っていた。いやそう思うしかなかった。日米安保に関わる余りにも大きすぎる問題だからだ。本書はそうした気分に流されてはいけないことを静かに訴える渾身の作だ。ぜひ多くの人に読んでほしいと思う。第47回藤田賞受賞作(地方自治関連書に贈られる)、辺野古のまさしく現在を理解することができる。著者は20年間にわたって辺野古に通い続けた社会学者。辺野古の住民のフィールドワークをしてきたという点がポイントだ。本書はその20年間の成果だ。■まず、辺野古問題の2021年に至る20年以上の歴史↓2021/12/20

二人娘の父

10
市長選まっただ中の名護市のホテルで、仕事終わりに読み進め、今朝読了。素晴らしい研究と調査がまとめられたと思う。これからの辺野古、沖縄の米軍基地に関わる課題、ひいては日本の防衛と住民自治について考える上での、要となる著作であると感じた。2022/01/20

歴史好き

4
あるようでなかった沖縄研究、本書を一言で表すならばそのような表現になるだろうか。本書は、辺野古区民に焦点を当てて基地問題を論じることで、沖縄が基地に取り込まれるばかりではなく基地を取り込む側面もあることを指摘する点で興味深い。その筆致は、たしかに複数の主体が交差し、一筋縄ではいかない重なりとなった辺野古の様子を描くことに成功している。2021/09/07

ぐり

2
前段で辺野古移設について、この20年近くの国と県、自治体の行政手続きの往復をまとめる。時系列を追って読んでいると「撤回の取り消し」なんてややこしい話も理解できる。 後段は、辺野古地元住民とその周辺で反対運動をする市民団体について。長年反対したが結局作るんでしょの境地から、補償を前提とする「条件付き容認」となった地元。この心の揺れを丁寧に取材している。 この揺れについては国の発表に寄りがちな本土マスコミにもよく知られてほしい。賛成にもいろんな階層があることを知らずに、また、知らせずにいるのは罪だ。2021/11/26

Y_Kuroyanagi

0
20211018ー202110302021/10/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17437453
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品