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出版社内容情報
日本でメディア論的思考はどのように覚醒したのか──。空前絶後の大阪万博から半世紀、その歴史的かつ地域的な地脈を探る。
日本で「メディア論」はどのように覚醒したのか。空前絶後の大阪万博をはじめ、その契機となった出来事に焦点をあてる。大学における人文知の伝統のみならず、情報環境のグローバルな変容に鋭敏な芸術家や建築家の創造知、CATVやミニFMなどに魅了された人びとの実践知とも不可分に結びついた、メディア論的思考の地脈を探る。
内容説明
空前絶後の大阪万博から半世紀。日本で「メディア論」はどのように覚醒したのか―大学における人文知の伝統のみならず、情報環境のグローバルな変容に鋭敏な芸術家や建築家の創造知、CATVやミニFMなどに魅了された人びとの実践知とも不可分に結びついた、メディア論的思考の地脈。
目次
1 メディア論の地層(マクルーハン、環境芸術、大阪万博―一九六〇年代日本の美術評論におけるマクルーハン受容;メディアのなかの考現学―アカデミズムとジャーナリズム、エンターテインメントの狭間で;インターネット前夜―情報化の“触媒”としての都市)
2 メディア・リテラシー論の地層(放送文化の民俗学―六輔さすらいの旅、その射程;送り手のメディア・リテラシー―二〇〇〇年代の到達点、一〇年代以降の課題と展望;ポストテレビ、ハラスメント、リテラシー―地上波テレビとインターネット動画の関係史)
3 メディア・イベント論の地層(大阪万博以後―メディア・イベントの現代史に向けて;メディア・イベントの可能態―藤幡正樹“Light on the Net”(一九九六年)を解読する
偏在するスクリーンが媒介する出来事―メディア・イベント研究を補助線に)
4 パブリック・アクセス論の地層(DIYとしての自主放送―初期CATVの考古学;「ポストメディア」の考古学―ミニFMをめぐる思想と実践を手掛かりに;災害ユートピアとしてのパブリック・アクセス)
著者等紹介
飯田豊[イイダユタカ]
1979年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。現在、立命館大学産業社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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