信頼にいたらない世界―権威主義から公正へ

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

信頼にいたらない世界―権威主義から公正へ

  • 数土 直紀【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 勁草書房(2013/11発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外
  • ポイント 140pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月17日 05時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326653850
  • NDC分類 361
  • Cコード C3036

内容説明

自由であることの困難。就職、結婚、私たちの大切な選択を運まかせのギャンブルにしてしまわないために、いま社会にできることは何か。

目次

第1部 信頼にいたらない世界(自由は増え、信頼は失われる;自由は増え、アイデンティティは傷つく)
第2部 それでも信じることの意味(信頼の二つのタイプ;信頼の構造;信頼と民主主義)

著者等紹介

数土直紀[スドナオキ]
1965年メキシコに生まれる(神奈川県で育つ)。1995年東京大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。現在、学習院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buuupuuu

21
社会が自由になっても、望んだように生きられるとは限らない。自由になるとは、不確定になるということでもあるからである。リスクにさらされることにより不安が増し、自己肯定感も毀損されてしまう。著者はこのことを、結婚と就職を例にとって説明している。不確実性に対処するには、社会的に自由を制限するか、リスクを広く分散する仕組みを作るかしなければならない。そして、私たちは自由な社会に生きているのだから、後者のやり方を採用するしかない。リスク分散的な仕組みが備わっている社会では、教育水準の上昇が、社会への信頼の鍵になる。2024/12/08

りょうみや

21
著者の本2冊目。前半が自分で自由に選べるが選ばれる立場でもある結婚と就職の具体的な話で、そこから自由の信頼性、やり直しのできる社会制度の話になっていく流れは面白い。数理社会学者らしく数式は使っていないがゲーム理論的な考え方がよく分かる。自由と信頼の関係と定義を改めて深く考えさせられる。2022/07/21

ぽん教授(非実在系)

4
自由が不自由を生むパラドックスの話から始めて山岸説を拡張して信頼ⅠとⅡに至るところまでは学説整理的な個所であり、実際に分析するところは応用編か。権威主義的な信頼Ⅰに対して信頼Ⅱが望ましいという命題自体は分かるが、昨今では大学や市民団体の狼藉がクローズアップされていて信頼が崩壊しているように見える中で、本書の結論部分は大いに変わってしまったのではないかとも感じる。2021/11/17

Toshi_S s2

4
自由が増すことで選択にともなう不確定な要素も増え、かえって自由の質が下がってしまうことが結婚と就職を例に議論されていて、それについてはイメージしやすかった。その後の信頼を主軸としたデータ分析は、議論自体は興味深かったが、抽象度の高い一般的な問題へと議論のレベルがシフトしていたため、前半で述べられていたトピックへのフィードバックがほしかった。リスクの分散や期待値にもとづく行動(選択)といったキーワードを結婚や就職に当てはめるとどんなことが言えるのか、そこをもう少し知りたかった。2015/04/09

偏頭痛

3
「自由でありさえすればいいのではない。どのように自由であるかが問題なのである。」自由を得たために不自由になっているなどそのように時代の変化で良くなっていると思われるものが本当に良くなっているのか?というのを改めて検証している内容。確かに選択が増えたからといって幸せになれてるいるのかといえば疑問ではある。しかしアンケートなどデータを元に証明をしようとしてるものの信頼など人の頭の中にしかないようなものでなかなか厳しいところもあったりという印象。2014/11/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7457933
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品