内容説明
人は皆、ケアを必要とする存在である。リベラリズムの普遍主義を問い直し、依存する他者に対し柔軟に応じうる規範理論を構想する。
目次
序章 フェミニズム正義論の意味するもの―ケアワークの再分配を軸として
第1章 フェミニズムによる正義論の射程―家族内の正義をめぐって
第2章 家族内の正義を考える―契約に基づくアプローチを軸として
第3章 家族の多元化と親子関係―契約概念導入の可能性
第4章 普遍主義的シティズンシップ論批判の展開―ジェンダー論の視点から
終章 フェミニスト・シティズンシップ論の新展開―市民社会における「ケア権」の構築に向けて
著者等紹介
有賀美和子[アルカミワコ]
1953年生まれ。東京女子大学文理学部(社会学科)卒業、一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。現在、東京女子大学女性学研究所准教授(法哲学・ジェンダー論専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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