出版社内容情報
家族のあり方はどこまで選ぶことができるのだろうか。それともそんなことはできないのだろうか。困難を考える。
誰もが当たり前のように自分の生活に関心や拘りを持ち、思い通りの人生を送りたいと考えるようになり、多彩な家族が顕在化している。晩婚化・未婚化や夫婦関係、離婚、母子家庭、子育てなど具体的な切り口を生活者の視点から分析し現代的な特徴を捉えると共に、人権尊重の視点から問題提起を行う。
第Ⅰ部 ライフスタイル化する家族
第一章 生活者にとっての家族ライフスタイル
第二章 「脱青年期」の結婚観と家族観
第三章 これからの家族ライフスタイルに向けて
第四章 生活者中心の家族危機
第Ⅱ部 カップルという関係
第五章 夫婦関係の緊張と挑戦
第六章 ライフスタイルとしてのカップル関係
第七章 夫婦間コンフリクトと妻の対処行動
第八章 離婚母子家庭の自立条件
第Ⅲ章 子育てと教育問題
第九章 <教育する家族>の家族問題
第十章 子育てと夫婦の関係
第十一章 子育てのなかの差別を問う
結びにかえて──私が語る私の家族
引用・参考文献一覧
索引
初出一覧
内容説明
家族のあり方はどこまで選ぶことができるのだろうか。それともそんなことはできないのだろうか。困難を見つめ、可能性を探る。
目次
第1部 ライフスタイル化する家族(生活者にとっての家族ライフスタイル;「脱青年期」の結婚観と家族観;これからの家族ライフスタイルに向けて;生活者中心の家族危機)
第2部 カップルという関係(夫婦関係の緊張と挑戦;ライフスタイルとしてのカップル関係;夫婦間コンフリクトと妻の対処行動;離婚母子家庭の自立条件)
第3部 子育てと教育問題(「教育する家族」の家族問題;子育てと夫婦の関係;子育てのなかの差別を問う)
著者等紹介
神原文子[カンバラフミコ]
1949年大阪府生まれ。1983年京都大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、神戸学院大学人文学部教授。博士(社会科学)
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