出版社内容情報
本書は現代社会をポスト産業社会と位置づけ、その過去・現在・未来を概観する。4章からなる。第1章は「ポスト産業化と社会システムの再編成」。第2章は「ライフスタイルとジェンダーの変容」。ここでは戦後日本を念頭に、歴史的な概括を行う。本書の中核部分である。第3章は「社会的ネットワークの展開」。第4章では福祉レジームの比較分析が行われている。ポスト産業社会の今後を展望して、人々の社会的な新しい結合の仕方を瞥見する。ボランティア、エコロジー問題、協同組合運動など。理論と経験が乖離しないよう目配りされた手堅い概説書と
【目次】
第1章 ポスト産業化と社会システムの再編成
1 産業社会
2 ポスト産業社会への胎動
第2章 ライフスタイルとジェンダーの変容
1 ライフスタイルの多元化
2 ジェンダーのゆらぎ
第3章 社会的ネットワークの展開
1 生活扶助のネットワーク
2 協同の社会セクター
補論 福祉供給の地域間格差
1 市場経済型福祉国家における公共性問題
2 中山間地町村の地域福祉の現況
3 社会移動論と地域福祉社会学との架橋に向けて
第4章 ポスト産業社会のレギュラシオン
1 フォーディズムの展開と終焉
2 ポスト産業社会と福祉レジーム
おわりに
参考文献
内容説明
産業の構造転換のメカニズムを、日常経験の目線から読み解く。ライフスタイルとジェンダーの変容過程をふまえ、ポスト産業社会における福祉労働の価値を問う。
目次
第1章 ポスト産業化と社会システムの再編成(産業社会;ポスト産業社会への胎動 ほか)
第2章 ライフスタイルとジェンダーの変容(ライフスタイルの多元化;ジェンダーのゆらぎ)
第3章 社会的ネットワークの展開(生活扶助のネットワーク;協同の社会セクター)
補論 福祉供給の地域間格差(市場経済型福祉国家における公共性問題;中山間地町村の地域福祉の現況 ほか)
第4章 ポスト産業社会のレギュラシオン(フォーディズムの展開と終焉;ポスト産業社会と福祉レジーム)
著者等紹介
徳永勇[トクナガイサム]
1961年宮崎市に生まれる。1988年九州大学大学院文学研究科博士課程退学、九州大学文学部助手を経て、現在、吉備国際大学社会学部教員。専攻、ジェンダーと福祉領域を中心とした産業社会学
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