出版社内容情報
男と女という単純な枠組みにこだわる不毛さを説きながら,やさしさと感受性に溢れた平等な性関係とは何かを求めていく。親密な家族とは,美の呪縛とはなど四つの問題を解く。
【目次】
序章 ラディカル・フェミニズムの向こう側
1 ジェンダーの重層性
2 性別という規範
3 ラディカル・フェミニズムを越えて
Ⅰ
第1章 家族―「個人的なものの領域」として
1 人間というアイデンティティ/性というアイデンティティ
2 フェミニズムと「性」の問題
3 高度の選択性/運命の呪縛
4 純粋な関係性
5 家族に流れる時間
第2章 選択―女性は主婦を選択できるか
1 別姓論争における主婦
2 「選択いうなの強制」という問題
3 主婦の位置
4 自由な選択の重み
5 割り切れない問題
Ⅱ
第3章 美の呪縛―平等とは何か
1 「ミス・コンテスト問題」の発見
2 差別の二重化
3 個人的に解決すべき問題
4 「美しいもの」における平等の困難
5 性という存在形式
6 もう一つの場所
第4章 身体―ジェンダーの社会的構成
1 「私と世界の関係」はどう変わったか
2 ジェンダーという関係性
3 家族というシステム
4 美をめぐる苦境
5 性的身体を生きる女性
あとがき
文献
索引
内容説明
「個人的なものは政治的」だろうか。やさしさと感受性に溢れた愛の関係を求めて、繊細で鋭敏な議論をくりひろげる。
目次
序章 ラディカル・フェミニズムの向こう側
第1章 家族―「個人的なものの領域」として
第2章 選択―女性は主婦を選択できるか
第3章 美の呪縛―平等とは何か
第4章 身体―ジェンダーの社会的構成