出版社内容情報
常識,習慣の形で日本語にひそんでいる性差別的表現を明らかにし,ことばと差別/支配的イデオロギーの関係を明らかにし,言語/言語学のフェミニズムからの革新をめざす。
【目次】
1 フェミニズムと言語研究
2 he/man の問題―人間は男である
3 she/woman の問題―女は「女という性」である
4 言語改革運動をめぐる論争
5 フェミニズムから言語学を批判すると―言語学の罪
6 ディスコース・支配・イデオロギー
あとがき
参考文献
索引
目次
1章 フェミニズムと言語研究
2章 he/manの問題―人間は男である
3章 she/womanの問題―女は「女という性」である
4章 言語改革運動をめぐる論争
5章 フェミニズムから言語学を批判すると―言語学の罪
6章 ディスコース・支配・イデオロギー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K(日和)
4
言葉に潜む思想を指摘する。自分の使う言葉に意識的になりたい。「女・女性・婦人・女子」「ご兄弟は何人ですか?」「ご姉妹は何人ですか?」2013/12/17
邪馬台国
0
言葉に含まれた女性差別を女性の目線から非常に冷静に書いた本。女性は男性より劣っているというイデオロギーが姿形を変え蔓延っている社会、読むだけで“言葉”を意識し慎重になれる。言語に興味がある人にもオススメ。人種差別に目くじら立てる人間が平気でこの男女差別の支配下にいるっていうのはなんとも不思議ではある。2012/02/10