出版社内容情報
14年刊行初版にデータ刷新・新原稿を加筆した増補版。環境倫理を巡る近年の様々な動きを補足、時代に対応したテキストに更新する。
地球沸騰化といわれるほど深刻化した気候変動、京都議定書の崩壊とパリ協定の成立、SDGsの流行、気候工学や遺伝子工学に代表される科学技術による環境問題の解決を目指す動き──初版刊行以降10年で変化した環境問題をめぐる背景、動きに対して情報を補足し、データ刷新・加筆。身近で具体的な現場から環境倫理を考える入門書。
【目次】
内容説明
ロマンチックな「環境保護」から市民が議論し規範を作り出す環境倫理学へ。これまでの環境倫理学と都市研究をふまえながら、都市の持続可能性、都市における自然、都市の快適な居住環境(アメニティ)の維持という三つのテーマを軸に規範的な論点をわかりやすく提示する。環境倫理をめぐる近年の動向を解説し、巻末にブックガイド100冊を掲載した増補改訂版。
目次
第1部 環境倫理学をふりかえる(アメリカの環境倫理学;日本の環境倫理学;環境倫理の自覚化にむけて)
第2部 都市の環境倫理(「都市の環境倫理」の問題領域と担い手;都市の持続可能性、都市における自然、都市のアメニティ;環境倫理の具体化にむけて)
増補 「都市の環境倫理」の現在地
著者等紹介
吉永明弘[ヨシナガアキヒロ]
1976年生。2006年千葉大学大学院社会文化科学研究科修了。江戸川大学社会学部准教授を経て、現在、法政大学人間環境学部教授。専門は、環境倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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