男性学基本論文集

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  • サイズ A5判/ページ数 376p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784326603664
  • NDC分類 367
  • Cコード C3036

出版社内容情報

階級、セクシュアリティ、メリトクラシー、グローバリズム──「男性性はどのようにつくりあげられるのか」をめぐる必読文献を集成。

「男とはどのようなものか」という理解の多様性・複数性を描く男性性研究の核心は、男性間の序列や「生きづらさ」に光を当てただけでなく、それらが恣意的に動員され優位な側の支配力を強化する様子を明らかにしたところにある。日本の「男性学」が世界の研究潮流にキャッチアップ・接続する為の必読文献を集成した本邦初基本論文集。

[訳者一覧]海妻径子・本山央子・下地ローレンス吉孝・濱田すみれ・比嘉麻理・竹田安裕子・高内悠貴・鹿野美枝

内容説明

「男とはどのようなものか」という理解の多様性・複数性を描き出す男性性研究の核心は、男性間の序列や「生きづらさ」に光を当てただけでなく、それらが恣意的に動員され優位な側の支配力を強化する様子を明らかにしたところにある。日本の「男性学」が世界の研究潮流にキャッチアップ・接続するにあたり必読文献を集成した本邦初の基本論文集。

目次

1 ミクロな社会分析としての男性性(解説 「男をつくりあげる実践」から、性の不平等を腑分けする;男性、男性性、そして援助要請の文脈;ハイブリッドな男性性―男たちと複数の男性性に関する社会学の新しい方向性;ヤワなペニスを硬くして―高齢男性の生活に見られる年齢・階級・ジェンダーという社会関係)
2 マクロな社会分析としての男性性(解説 マクロな社会分析としての男性性;新自由主義的メリトクラシーにおける白人労働者階級の少年たち―「アスピレーション向上」アジェンダの落とし穴;グローバルな文脈における男性の実践とジェンダー関係を研究する;「ヘゲモニックな男性性」から「男性のヘゲモニー」へ)
3 軍隊・戦争研究のなかの男性性(解説 軍隊・戦争研究のなかの男性性;防衛専門家たちの合理的な世界におけるセックスと死;ヴェールに隠された参照項―九・一一後アフガニスタン攻撃に関するブッシュ政権の言説におけるジェンダー構築;国際関係における軍事化された男性性)
4 歴史学のなかの男性性(解説 歴史学のなかの男性性;男性性、身体化された男性労働者、そして歴史学者のまなざし;キリスト教的兄弟愛、あるいは変態性欲?―第一次世界大戦期の同性愛アイデンティティと性的境界の構築;ジェンダーと帝国主義―一九世紀末ベンガルにおける植民地政策と同義的帝国主義のイデオロギー)

著者等紹介

平山亮[ヒラヤマリョウ]
オレゴン州立大学大学院博士課程修了、Ph.D.(Human Development and Family Studies)。現在、大阪公立大学大学院文学研究科准教授

佐藤文香[サトウフミカ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学、博士(学術)。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授

兼子歩[カネコアユム]
北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学、修士(文学)。現在、明治大学政治経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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right27

2
潜入エスノグラフィー!的な第7章が読み物として面白かった。「男性性」については多少知識が増えた感があるものの「男性学」への理解が深まるかというと微妙だった。2025/02/22

ちり

1
“ヘゲモニックな男性性とは、不平等の正当化という機能によって定義される男性性(男性に関するリアリティ)である。もし異性愛の男性が男たちの中で相対的に優位に立てているのであれば、それはヘゲモニックな男性性の効果として見るべきであり、異性愛男性の男性性(異性愛男性はこういう存在である」というリアリティ)自体がヘゲモニックな男性性なのではない/もっとも重要なことは、その男性性研究が何を目指しているか/男性性とは、性の不平等がつくられ、それが巧妙に維持されるプロセスを「見える化」するための分析ツールである” 2024/04/24

柘植 公人

0
巻頭言 202407282024/07/28

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