出版社内容情報
私たちが知識、身体、こころを持つという経験は、相互行為の中でいかに理解可能にされているのか? 実践の論理の分析から描き出す。
人が知識、身体、こころを持った存在であることの理解は、さまざまな相互行為上の実践を通して可能になる。エスノメソドロジー・会話分析が示してきたその洞察を、社会学、言語学、哲学といった異なるバックグラウンドを持つ執筆者たちがそれぞれに引き受け、実践の論理を描く相互行為分析の豊かさをデモンストレートする。
内容説明
人が「知識」「身体」「こころ」を持つことは、相互行為の中でいかに理解可能にされているのか?異なるバックグラウンドを持つ執筆者たちが、エスノメソドロジー・会話分析の示してきた蓄積をもとに、相互行為分析の豊かさをデモンストレートする。
目次
実践の論理を描く
第1部 相互行為のなかの知識(質問に対する2つ(以上)の応答―応える権利・義務の諸相
職業訓練活動における雑談の組織化―利用者と支援者による話題展開と参加のプロセス
合意形成における経験、知識、権利―住民座談会の事例をもとにして ほか)
第2部 相互行為のなかの身体(再現身体と仮想身体―裁判員裁判の評議における身体の構造化実践;サッカー指導場面での「身体的実演」に見られるコーチと選手の相互行為;「学習の達成」に志向した教示作業のデザイン ほか)
第3部 相互行為のなかのこころ(インターホンに対応する―救命救急センター病棟における知覚の編成;レッスンのなかで見るということ―哲学とエスノメソドロジーの交差点;意思決定過程における感情表出について ほか)
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