出版社内容情報
人口減少時代の課題解決に向けて、様々な「ヒューマンサービス」に共通するコミュニティ型課題解決アプローチの考え方と実践を一望。
本書のねらいは、それぞれ異なる文脈をもつ分野、立場、方法による様々なテーマを、広く「ヒューマンサービスとコミュニティ」という主題のもとに位置づけることで、支え合う社会を構想するための対話の場とすることである。この試みを契機に、異なるテーマの背後にある共通の理念を改めて問い直し、一層豊かな対話が生まれてくる。
内容説明
人口減少時代のメインテーマ―コミュニティによる課題解決に向けて。ヘルスケア、子育て、教育、地域福祉、メンタルヘルス、防災、居場所など、さまざまな「ヒューマンサービス」に共通するコミュニティ型の課題解決アプローチの考え方と実践を一望。
目次
第1章 ヒューマンサービスへのコミュニティ・アプローチ―射程とフレームワーク
第2章 実践と研究をつなぐアプローチ―越境する学問のすゝめ
第3章 ウィズコロナ時代における地域の居場所運営―オンラインの居場所はリアルの居場所を代替できるか?
第4章 少子高齢時代の家族支援とコミュニティ・ソリューション―歴史分析から現代を見る
第5章 健康でいきいきと働くための支援―職場と地域での実践プログラムの立案と評価
第6章 トップアスリートとコミュニティ―アスリートがコミュニティを作り、コミュニティがアスリートを育てる
第7章 障害者のスポーツ参加のもつ意義―多様性のプラットフォームとしての地域スポーツの可能性
第8章 保育園による子育て支援の可能性―コロナ禍における保護者とのコミュニケーション改善の取り組みから
第9章 ニジェールのコミュニティとともに―ヒューマンサービスの協働の実践から
著者等紹介
秋山美紀[アキヤマミキ]
慶應義塾大学環境情報学部教授、同大学院健康マネジメント研究科教授。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)、博士(医学)
宮垣元[ミヤガキゲン]
慶應義塾大学総合政策学部教授。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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