出版社内容情報
企業と学生の出会いの場面をかたちづくる実践、ルール、規範は、それ自体の歴史をもっている。求人・求職活動とその制約のあり方を、明治期から現代まで定点観測することによって、労働市場の創られ方に迫る。新規大卒労働市場の経済社会学。
内容説明
人と仕事はどのように出会ってきたのか。近現代の就職・採用活動をたどり、新規大卒労働市場の歴史性と社会性を浮びあがらせる。
目次
序章 大卒労働市場を解読する
第1章 他者と教育への信頼とそのゆらぎ
第2章 儀礼としての人物試験
第3章 見えがくれする学歴
第4章 タイミングを制約する―就職協定の展開
第5章 スクリーニングとしての面接試験
終章 大卒労働市場の創られかた
著者等紹介
福井康貴[フクイヤスタカ]
1980年東京都出身。2014年東京大学大学院人文社会研究科博士課程修了/博士(社会学)。現在、東京大学高齢社会総合研究機構特任助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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