出版社内容情報
単身化・高齢化がすすむなか、地域における相互扶助関係の再生に多大な期待が寄せられている。本書は東京都多摩市を対象とした質的調査・量的調査をもとに、地域のつながりについて、“それができない理由”も含め具体的に明らかにした。成功事例の紹介に留まりがちな地域研究のなかで、住民の葛藤にまで踏み込んだ画期的著作である。
内容説明
地域につながりは生まれるのか?「地方消滅」が叫ばれるなか、質的・量的調査から導かれる地域の実情。地域政策の検討に必読の一冊。
目次
第1部 導入編(郊外をとらえ返す;開発に翻弄された自治体:多摩市の概要;それぞれの近隣社会)
第2部 実証編(住民のつくりだした「コミュニティ」:コミュニティセンターの分析から;つながりの再構築:福祉コミュニティの実践;住民が蓄積した社会関係資本)
地域社会のゆくえ
著者等紹介
石田光規[イシダミツノリ]
1973年生まれ。2007年東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学/博士(社会学)。現在、早稲田大学文学学術院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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