内容説明
棚田を知り、棚田を学ぶ。最新のデータによる分析と考察を加え、棚田に関する知識を1冊に集約。
目次
第1部 基礎編(棚田とはなにか;棚田の歴史;棚田と民俗;棚田での稲作;棚田の生産性;棚田と生物多様性;棚田がまもる;共生の場としての棚田;棚田と里山;棚田と景観)
第2部 応用編(棚田地域の課題;棚田をまもる;棚田で遊ぶ;棚田の顕彰;世界の棚田と顕彰)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
20
中山間集落の総合的解明。志田麻由子氏の冒頭の論稿のまとめがなく、農水省の農政がTPPでどう変容していくのか、棚田の視点から展開する必要性を感じた。石積み棚田と土披棚田で、前者は広いが後者は狭い。が後者は堆肥や青草採取に向く(小川直之先生、31頁)。私の関心は、浅田大輔氏の食育、環境教育に資する棚田という側面(第8講)。神田竜也教諭によると、林直樹先生らの撤退の農村計画(2010)のような経済効率重視で集落移転を行うのが地域の意向に沿うかと疑義を呈する(148頁)。同感。2015/01/17
だいきち
0
報告書のような感じで勉強になりました。2019/01/14