内容説明
「多数者の便益」のために結果的に「苦難」を強いられる人々。「補償」は本当にその意味をもつのか?開発と正義、そして人生の意味を問う。
目次
序章 A Calculus of Pain(苦痛の計算)、A Calculus of Meaning(意味の計算)
第1章 ダム建設による立ち退き、補償、再定住
第2章 ダム建設による立ち退き、補償、再定住をめぐる先行研究
第3章 ダム建設による立ち退き、補償、再定住をめぐる実践
第4章 立ち退きから50年―静岡県大井川井川ダムの事例
第5章 マハヴェリ開発と立ち退き―スリランカ・コトマレダムの事例
第6章 開発介入による立ち退きに内在する困難とその克服
第7章 開発介入による立ち退きの原理的考察
終章 人々の「生の意味」を失わせない未来
著者等紹介
武貞稔彦[タケサダナルヒコ]
1966年生まれ。2008年東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(国際協力学)。2009年明海大学経済学部講師。現在、法政大学人間環境学部准教授。開発学、国際協力、開発倫理専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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