文化としての涙―感情経験の社会学的探究

個数:

文化としての涙―感情経験の社会学的探究

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 01時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 220p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326602483
  • NDC分類 361
  • Cコード C3036

内容説明

乳児の泣きにも大人の泣きにも規則性がある。それはいったいどういうことか。社会構成主義、社会化論、制度化論、記憶論から大胆に読み解く。

目次

第1部 感情経験への社会学的接近(感情はどこにあるのか―社会化・制度化への着目;感情社会学の変遷と課題―社会・文化性の問い方をめぐって;日常生活における感情経験の構造)
第2部 社会化される涙(微笑みあう涙―「発達」の原初形態としての泣きの記述;ことばの前の“泣き”―「泣き声」の意味づけをめぐる相互行為の分析;しょうがい児が泣く―泣きとその記述をめぐる相互行為分析)
第3部 制度化される涙(「家族」になった「父」と「娘」―成員性の喪失と回復手続きとしての“泣き”;「涙の共同体」としての『3年B組金八先生』―卒業式における「集合的な泣き」の分析;「感情の共同体」の創出―明治期における小学校卒業式の変幼;社会の中の涙・涙の中の社会)

著者等紹介

北澤毅[キタザワタケシ]
1953年生まれ、筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。現在、立教大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tegi

1
アイドルの涙について考えたくってつまみ読み。広く色々な方向にカバーされていて、興味深い指摘や報告がたくさん。2017/03/11

いぐさ

0
第三章、『日常生活における感情経験の構造』について。感情表出の前段階として「驚き」があると論じられており、その文学的例として『銀河鉄道の夜』が取り上げられている。たしかに、カムパネルラが消えた場面で、ジョバンニは「鉄砲丸のやうに」立ち上がった後、涙を流しており、その描写には違和感がない。逆に、カムパネルラがいなくなったことに気づいた次の瞬間に、ジョバンニが泣いたと描写されていた場合、読者はその唐突さから、ジョバンニの感情表出を不適切に感じることだろう。「驚き」の役割を指摘した本章は、興味深い内容だった。2023/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5642639
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。