内容説明
この社会では、組織を経験せずして生き抜くことはできない。わたしたちは、組織とともに何ができるのか/できないのか。現代における組織とは?組織論の新しい体系。
目次
組織論の現在
組織デザイン
マネジメント―ビュロクラシーの効用と限界
起業と組織化
環境適合と戦略
制度、慣性、淘汰
組織における合理と非合理
コミュニケーションと意思決定
コンフリクトとパワー・ポリティクス
職場集団とリーダーシップ
社会化とコミットメント、日本的経営
人的資源管理
サービスtプロフェッショナル
組織と倫理
組織の病理
組織の革新
評価論とその限界
一つの結論
著者等紹介
田尾雅夫[タオマサオ]
1946年香川県に生まれる。京都大学文学研究科(心理学専攻)修了。博士(京都大学、経済学)、京都府立大学文学部社会福祉学科助教授、京都大学経済学部経営学科教授、京都大学公共政策大学院教授を経て、2008年以降、現職。現在、愛知学院大学経営学部教授。著書『行政サービスの組織と管理』(木鐸社、1990年、日本経済新聞経済図書文化賞、日本組織学会賞を受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Moloko
2
経営学や心理学の知識がなくてこの本を取ると様々な理論や学説が登場して読み進めていくのにかなり時間があるし、結局のところ結論や要旨を捉え損なう。ただ、経済学的な説明ではうまくいかない事象を、リーダーシップ論や経営学や集団心理の組織論で説明するにはこれらの本で紹介されている学説がヒントになるのではと思った。ビジネスの実践において直ぐ役立つとは思わないが、過去や未来の組織行動の分析や予測には体系的な視点を提供するのかと。2017/07/14
shimojik
0
組織はシステム。要件は際限なく立ち現れる/組織が一個の有機体として働くためにそれぞれの役割を明確に関連付けることをビュロクラシーという/組織は運動から始まる。仲間を集めようとする行為/創業時・非常時にはカリスマが組織をマネジメントするが、後にビュロクラシーに回帰する。組織はカリスマの退場によって成立することが多い/環境とは境界によって区分される当該組織以外の全て。マネジメントに対する与件はすべて環境/組織の目的は環境に適合している必要がある/2013/03/17
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