贈与論 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 322,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326602124
  • NDC分類 389
  • Cコード C3039

出版社内容情報

レヴィ・ストロースやバタイユをはじめ多くの思想家に影響を与えたモースの代表作。知的刺激を誘う文化人類学の古典を装い新たに復刊。

ポトラッチ、クラなどの交換体系の分析を通じて、原始社会の贈与の慣行を詳しく考察し、贈与が経済的な領域を超えた重要な原則として機能していることを明らかにする。宗教・法・道徳・経済の諸領域に還元できない「全体的社会的事実」の概念を打ち出した本書でのモースの試みは、世紀を超えた今でも色褪せることなく輝き続けている。

[関連書] C.レヴィ=ストロース 『野生の思考』 (みすず書房)、G.バタイユ 『呪われた部分』 (二見書房)ほか

内容説明

原始社会の贈与慣行の考察から、宗教・法・道徳・経済の諸領域に還元できない「全体的社会的事実」を析出。レヴィ=ストロースやバタイユをはじめ多くの思想家に影響を与えたモースの代表作。

目次

序論 贈与、とくに贈物の返礼をなすべき義務(適用した方法 給付、贈与およびポトラッチ)
第1章 義務的贈答制と返礼の義務(ポリネシア)(全体的給付 父方の財産と母方の財産(サモア島)
贈られた物の霊(マオリ族)
人にたいする贈与と神にたいする贈与
覚え書)
第2章 この組織の発展 気前のよさ・名誉・貨幣(惜しみなく与える規則(アンダマン諸島)
贈物の交換の原則、契機および強度(メラネシア)
名誉と瀋陽(北西部アメリカ)
提供・受容・返礼の三つの義務
交換の対象物にひそむ力
名誉の貨幣
最初の結論)
第3章 古代の法および経済におけるこの原則の痕跡―民族誌学的事実の分析の効用 人の物との区別は比較的新しい段階に出現した(人の法と物の法(原古ローマ法)
他のインド・ヨーロッパ系諸法
古典ヒンズー法 贈与の理論
ゲルマン法 担保と贈与
ケルト法 ケルト民族にも義務的贈答制が存在する
中国法 売却された物にたいする売主の追求権―安南人の慣行か)
第4章 結論(道徳上の結論;政治学上および経済学上の結論;社会学上および倫理学上の結論)

著者等紹介

モース,マルセル[モース,マルセル][Mauss,Marcel]
1872年生まれ。フランスの社会学者、文化人類学者。1950年没。エミール・デュルケームの甥にあたる

有地亨[アリチトオル]
1928年生まれ。1953年九州大学法学部卒業、法学博士。九州大学法学部教授を経て、九州大学・聖心女子大学名誉教授、弁護士。2006年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

塩崎ツトム

2
文化人類学の礎でもあり、貨幣経済の成り立ちや所有権の歴史研究にも影響を与えた偉大な一冊。だけど内容は難しい。また、本書の後半は、現代の福祉制度や、今後の「経世済民」のために贈与文化の再評価にも焦点を当てる。贈る・もらうことと、異集団との遭遇に伴う緊張と弛緩。などなど。2018/09/13

chuchu*

2
世界各地の贈与の形を細かく比較研究し、義務的贈答性と全体的社会的事実を導いた名著。注釈と言語比較の多さから、モースの博学がうかがえる。贈与には「贈る」義務と「受ける」義務と「返礼する」義務が存在し、それは単にものを贈ることではなく、贈り主の一部も贈ることであるという分析は非常に興味深い。モース自体確かに進化論的思想が見え隠れするが、比較研究を通して自文化の問題を浮き彫りにし、最後は平和社会主義者のような結論に導いている部分もおもしろかった。2014/05/11

枯れる蓮

0
6年前くらいに買った本をようやく読んだ。2015/07/04

★★★★★

0
学生のころに泣きながらこれ読んだこと、新訳読んでて思い出しました。

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