人間的国際社会論

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  • サイズ A5判/ページ数 314,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601585
  • NDC分類 319
  • Cコード C3036

出版社内容情報

21世紀に突入した現在、これまでの分析軸では、現下の国際社会の激動を十分的確に解明できないものとなっている。それはグローバル化の実体的展開の結果であって、その実態を通じてこれまでにない新機軸の析出をもたらしている。
 本書では分析の柱を、Ⅰ文明の世界、Ⅱ支配の世界、Ⅲ申し立ての世界、Ⅳ単位と活動の世界、Ⅴ共生の世界として、文明、文明接触としての開国に始まり、人間的国際社会秩序とグローバル・ガバナンスまでの論点を取り上げて、人間個人を主体とした国際社会を解明し、その国際社会の展望を論じる。

 同著者『国際関係理論史』(本体6300円+税)


Ⅰ 文明の世界
1 文明世界
2 開国
3 文化帝国主義
4 世界像の時代
5 市場と文明
6 巡礼と移動の世界

Ⅱ 支配の世界
1 陸地
2 海
3 宇宙
4 極地
5 ウエルズの世界

Ⅲ 申し立ての世界
1 ナショナリズム
2 革命
3 パルチザン
4 エスニシティ
5 フェミニズム
6 原理主義
7 緑の申し立て
8 人類愛の世界

Ⅳ 単位と活動の世界
1 帝国世界
2 主権国家
3 コーポラティズム
4 統合国家か共同体か
5 企業
6 NGOと市民社会
7 人間主義の徹底化としての地球市民ネットワーク
8 グラムシの世界

Ⅴ 共生の世界
1 システム論
2 協力ゲーム
3 グローバリズム
4 ネットワーク世界
5 未開の世界
6 アンダーグラウンドの世界
7 人間的国際社会とグローバル・ガバナンス
8 個人の権利と地球的権利・義務

事項索引
人名索引  

内容説明

文明の接触から国際関係が始まる。企業、市民社会、国家の関係と人間的国際社会秩序の論点を取り上げ、人間個人を主体とした国際社会を解明し展望する。

目次

1 文明の世界(文明世界;開国 ほか)
2 支配の世界(陸地;海 ほか)
3 申し立ての世界(ナショナリズム;革命 ほか)
4 単位と活動の世界(帝国世界;主権国家 ほか)
5 共生の世界(システム論;協力ゲーム ほか)

著者等紹介

浦野起央[ウラノタツオ]
1933年愛知県豊川市出身。1957年日本大学大学院修了。政治学博士。現在、日本大学法学部教授、北京大学客員教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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