「家」の存続戦略―歴史社会学的考察

「家」の存続戦略―歴史社会学的考察

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  • サイズ A5判/ページ数 281,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601288
  • NDC分類 361.63
  • Cコード C3036

出版社内容情報

「家」は過去のものとされ、人々を拘束し、自由を縛ると考えられてきた。が、本当にそれだけだろうか。本書は、明治大正期を生きた人々がどのように「家」を存続させようとしてきたかを、家訓・家憲を手がかりに解明する。「家」は、世代を超えて存続することが期待され、人々を結合させるものであるが、それは財産、信用の有無や質にかかっていた。本書は人々がそのためにいかに腐心したかを細かに描き出す。私たちは今、家族の解体という事態に直面し、改めて世代間の絆、人々の関係のあり方を考えざるを得ない。「家」の考察はそのための大きなヒ

内容説明

「家」が抑圧的な制度でしかなかったら、一体誰が積極的に存続させようとするだろう。家訓・家憲を手がかりに解明された「家」。

目次

1 概念と方法(存続戦略からみる「家」;「家」研究における系譜と経営;「家」の概念と方法)
2 「家」と家憲(「家」の危機意識と家憲制定;家訓・家憲にみる「家」の存続戦略)
3 財閥の「家」(系譜と経営の法的分離;家産的所有の再編成―財閥の「家」;華族制度と「家」の象徴化―資本家華族の意味 ほか)

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