観光・リゾート開発の人類学―ホスト&ゲスト論でみる地域文化の対応

観光・リゾート開発の人類学―ホスト&ゲスト論でみる地域文化の対応

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  • サイズ A5判/ページ数 394,/高さ 23X16cm
  • 商品コード 9784326600779
  • NDC分類 689
  • Cコード C3036

内容説明

少数民族観光、文化観光、歴史観光、環境観光、レクリエーション観光…。世界的規模で増大し、多様化する観光活動は、ホストとゲストにどのような影響を与えるのか。

目次

第1部 観光活動と余暇生活―理論的展望(観光活動―聖なる旅行;帝国主義の一形態としての観光活動)
第2部 欧米以外の社会における初期の観光活動(エスキモーの観光活動―境界人とそのミクロ・モデル群;土着の観光活動における男女の役割分担―クナ・モラ、クナ・ヤラ、および文化生存のたたかい;トンガにおける観光活動の再検討―困惑の時代は続くのか;観光活動の理論的分析を目指して―バリ島にみる経済の二元構造と文化的包摂;トラジャにおける観光活動―インドネシア・スラウェシ島)
第3部 ヨーロッパのリゾートにおける観光活動(切り売りの文化―文化の商品化としての観光活動の人類学的展望;カタロニアの保養都市にみる観光活動と観光客の見方の変化)
第4部 複合社会における観光活動(ノースカロライナの3つの海岸地域における観光活動と開発;合衆国南西部インディアンの美術工芸に対する観光活動の影響;趣味と儲けのための骨董品づくり―イラン・ユダヤ商人と同宗教徒の来訪観光;ポリネシア文化センター―7つの海洋文化からなる多民族モデル)
第5部 観光活動の理論化に向けて―人類学から展望する観光活動の研究

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

★★★★★

4
1974年にメキシコシティにて、文化人類学としては初めて観光を主題に掲げたシンポジウムが開かれました。本書はその報告書にあたるもので、「観光人類学」が産声を上げた記念すべき論文集です。ホスト・ゲストの概念を中心に、文化の展示や少数民族観光などなど、現在議論されているようなトピックはすでに出揃っている印象で、大変興味深いものでした。ただ、これも翻訳があんまりすぎる。日本語もひどいし、特に社会科学系の概念や固有名詞はもうめちゃくちゃ。工学系の人が分担して訳したらしいんだけど、もうちっとなんとかしてほしかった。2010/02/17

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