出版社内容情報
テレワークに、ワーケーション、コワーキングスペース。「働く」を取り巻く環境が絶えず刷新される時代に、私たちはどう働くのか?
長時間労働や過労死の危機感は募り、働き方改革が急がれる。そもそも私たちは働きたくないのか?いや、「働きたいように、働きたい」のだ。モバイルメディアが普及した現代の「働き方」は、何がどう変わったのか、変わっていないのか。日本のみならず世界各地でのフィールドワークに基づき、働き方への新しい視点と可能性を提供する。
内容説明
「働く」を取り巻く環境が絶えず刷新される時代、私たちは「働きたいように、働きたい」のだ。
目次
序章 メディア論から「働き方」を考えることの意義
第1章 モバイルメディア、ソーシャルメディア時代
第2章 ソーシャルメディア時代の場所論
第3章 オフィスの拡張と拡散
第4章 コワーキングスペース
第5章 ワーケーション
第6章 私たちの働くはどこに向かうのか?
著者等紹介
松下慶太[マツシタケイタ]
1977年神戸市生まれ。実践女子大学人間社会学部准教授。京都大学文学部・文学研究科、フィンランド・タンペレ大学ハイパーメディア研究所研究員などを経て現職。京都大学文学研究科にて博士(文学)。専門はメディア論、若者論、学習論、コミュニケーション・デザイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shikada
11
オフィスに縛られない働き方についての、2019年時点での総まとめ的な一冊。スマホ文化の浸透、オフィスの変容、リモートワーク、コワーキングスペースの台頭、ワーケーションといったテーマを、豊富な具体例で説明している。都市論やコミュニティ論にまで突っ込んで論じているのが、読んでいて嬉しかった。ノマドな働き方の増加に伴って、都市やコミュニティもまた変化し続けている。個人的には、従来式のオフィスワークにも一定の合理性があると考えているけれど、いっぽうでこうした働き方が増えていくことは歓迎すべきだとも思っている。2019/10/05
BMI-22
1
ワーケーション:仕事と休暇を組み合わせた造語。狙いは業務への活力、家族と過ごす時間の増加、地域活性化。2019/08/12