出版社内容情報
プラトン・シェークスピアに私淑するゲーム論家の挑戦。人間の理性と感情を、詩を通して戯曲形式で探究。
本書は、人間の社会的思考を探究するため、著者が詩の発表会を舞台にして書いた戯曲である。登場人物たちが生い立ちや社会的背景に基づいた詩を制作・発表し、それらをゲーム論的に分析する。詩と戯曲とゲーム論との三者混沌の中に、新たな学術分野の創出が予感される。
関連書:同著者『ゲーム理論と蒟蒻問答』(日本評論社)
プロローグ
第〇幕 課題の提出と作詩上のルール
金盛陽 「桜に誘われて:短編」
第一幕 課題:「モットー」
半川生 「一番を目指せ」
間占通 「座右の銘」
森々元気 「僕は自然の子」
コメント ─ 金盛陽
第二幕 課題:「恋」
森々元気 「僕のウサギちゃん」
間占通 「私の恋」
半川生 「一番のカップル」
新月位 「ロードスの魚」
コメント ─ 金盛陽
第三幕 課題:「ヒーロー」
森々元気 「僕の先生」
新月位 「アントニオ猪木」
新月位 「先生達」
コメント ─ 金盛陽
番外編 二話
金盛長 「ワイエルシュトラスのモナカ」
金盛長 「飲み屋にて:名前」
第四幕 課題:「美」
新月位 「美しい人」
新月位・金盛陽 「五浦の出来事」
コメント ─ 金盛陽
第五幕 課題:「思い出」
金盛陽・間占通 「Presentation in an International Conference」
新月位 「アパラチアの白い月」
コメント ─ 金盛陽
第六幕 課題:「近況」
中野栄・金盛陽「わらい:仮出所から墨田の護岸へ」
金盛長・金盛陽「桜に誘われて:長編」
金盛長・金盛陽「Sorrowful Gecko Aerobicsing」
(エアロビクスを踊る悲しきゲッコウ)
感想 ─ 森々他三人
第七幕 各賞の決定と観客からのコメント
エピローグ
内容説明
本書は、人間の社会的思考を探究するため、著者が詩の発表会を舞台にして書いた戯曲である。登場人物たちが生い立ちや社会的背景に基づいた詩を制作・発表し、それらをゲーム論的に分析する。詩と戯曲とゲーム論との三者混沌の中に、新たな学術分野の創出が予感される。
著者等紹介
金子守[カネコマモル]
1950年東京都生まれ。1977年東京工業大学大学院博士後期課程単位取得退学、理学博士(1979年)。筑波大学社会工学系助教授、一橋大学経済学部助教授、Virginia Polytechnic Institute and State University教授を経て、筑波大学システム情報工学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 死海文書Q&A