出版社内容情報
従来の近世庄内研究ではほとんど取り上げられなかった、幕府からの大名課役である庄内藩京都御用の全体像を、記録により再現する。
目次
序章 庄内藩の京都御用(天保八年の「御上京」と本書の意義;研究の経過;本書の構成)
第1章 御徒の紀行文を読む―御供方御徒・渡辺定則の『西都紀行』(解説;史料紹介『西都紀行』)
第2章 御厩の御達書留帳を読む―御厩の『御上京御用御達書留帳』(解説;史料紹介『御上京御用御達書留帳』)
第3章 御物頭の御用留を読む―御物頭・陶山七平の『御用留』(解説;史料紹介『御用留』)
第4章 御徒目付の日記を読む―御徒目付・仙場惣兵衛の『御上京御供御道中日記』と同・中村喜弥太の『御上京御供御用日記』(解説;史料紹介『御上京御供御道中日記』;資料紹介『御上京御供御用日記』)
著者等紹介
阿部英樹[アベヒデキ]
1962年、京都府舞鶴市に生まれる。1991年、東京農工大学大学院連合農学研究科修了、農学博士。日本学術振興会特別研究員、広島大学生物生産学部助手を経て、2001年、中京大学経済学部助教授。2006年より現職。現職‐中京大学経済学部教授。専攻‐日本経済史、農業経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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