中京大学経済学研究叢書<br> 環境、貿易と国際労働移動

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中京大学経済学研究叢書
環境、貿易と国際労働移動

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326549566
  • NDC分類 366.2
  • Cコード C3333

出版社内容情報

環境、少子化、貿易協定などの問題を加味しながら、国際労働移動を理論的に経済分析することで、弱い立場に置かれている日本の労働者のための政策を探求する。

自国に流入してくる労働者にどう対応すべきか。労働力を送り出す発展途上国に由来する環境破壊・越境汚染の問題、少子高齢化社会を理由として地域貿易協定に組み込まれている、看護・介護の外国人労働者を導入するEPAプログラムヘの評価、効率賃金、労働組合、最適規制から鑑みた選択的な労働力受け入れ政策について論じる。

[関連書] 近藤健児・多和田眞・松葉敬文 編著
『労働者管理企業と労働移動の経済学』 (勁草書房刊)

はしがき

第1部 環境と国際労働移動

第1章 越境汚染と国際労働移動
 1.1 はじめに
 1.2 モデルの概要
 1.3 貿易のない国際労働移動
 1.4 自由貿易と国際労働移動
 1.5 結  語

第2章 越境汚染と頭脳流出
 2.1 はじめに
 2.2 モデル
 2.3 国際労働移動の方向
 2.4 未熟練単純労働者の移動
 2.5 通常の頭脳流出
 2.6 格落ち頭脳流出
 2.7 国際貿易と国際労働移動
 2.8 結  語

第2部 少子化,貿易と国際労働移動

第3章 越境汚染,FTA/EPAと経済厚生
 3.1 はじめに
 3.2 モデル
 3.3 閉鎖経済均衡と,国際貿易下での生産特化パターン
 3.4 ケース1
 3.5 ケース2
 3.6 ケース3
 3.7 結  語

第4章 EPAは人口減少国にとって有益か
 4.1 はじめに
 4.2 モデル
 4.3 分  析
 4.4 結  語

第3部 労働市場と国際労働移動

第5章 効率賃金,失業と外国人労働者
     ――合法および非合法外国人労働者が並存するモデル――

 5.1 はじめに
 5.2 労働市場
 5.3 ケース1:非合法外国人労働量を規制できる場合
 5.4 ケース2:非合法外国人労働量が規制できない場合
 5.5 結  語

第6章 国際労働移動と労働組合
 6.1 はじめに
 6.2 基本モデル
 6.3 定住移民労働者
 6.4 農業部門への出稼ぎ労働の流入と送金活動
 6.5 工業部門への出稼ぎ労働の流入と送金活動
 6.6 結  語

第7章 繰り返し労働移動と最適規制政策
 7.1 はじめに
 7.2 モデル
 7.3 一世一度労働移動と繰り返し労働移動
 7.4 比較静学分析
 7.5 結  語

参考文献
索  引
謝  辞

目次

第1部 環境と国際労働移動(越境汚染と国際労働移動;越境汚染と頭脳流出)
第2部 少子化、貿易と国際労働移動(越境汚染、FTA/EPAと経済厚生;EPAは人口減少国にとって有益か)
第3部 労働市場と国際労働移動(効率賃金、失業と外国人労働者―合法および非合法外国人労働者が並存するモデル;国際労働移動と労働組合;繰り返し労働移動と最適規制政策)

著者等紹介

近藤健児[コンドウケンジ]
1962年愛知県に生まれる。1984年京都大学経済学部卒業。1994年名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、中京大学経済学部教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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