アジア地域統合講座
アジア地域統合の展開

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  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326546251
  • NDC分類 319.2
  • Cコード C3331

内容説明

一つになるアジアを捉える、学際的研究の集大成。制度の分析からヨーロッパとの比較まで、多角的な視点からアジア地域統合を捉え、研究の最前線を開拓する。

目次

総論 アジアの地域秩序と重層的ガバナンス
第1部 地域制度の考察(アジア地域統合研究への制度論アプローチ;規範と地域制度―東アジア共同体の胎動;東アジア安全保障への制度論アプローチ―ネオリベラリズムの視点から)
第2部 地域統合と経済・社会(東アジアの経済統合―貿易構造の変化と統合の利益;東アジアFTAと国内政治―韓国の事例から;東アジアのエネルギー・環境制度;アジア域内の教育ネットワーク―東南アジアにおける地域機関・政府・大学の活動)
第3部 アジアとヨーロッパの比較(インフォーマルな制度デザイン―ASEANの経験と地域制度の比較;後発国・後発地域に対する協力制度;歴史問題と地域協力―「ドイツ・モデル」と東アジア)

著者等紹介

松岡俊二[マツオカシュンジ]
1957年兵庫県生まれ。早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。1982年京都大学大学院経済学研究科経済政策学専攻修士課程修了。1988年京都大学大学院経済学研究科経済政策学専攻博士後期課程学修認定退学。広島大学博士号(学術)取得。広島大学総合科学部講師、広島大学大学院国際協力研究科助教授、広島大学大学院国際協力研究科教授を経て、2007年より現職。専攻は環境経済学、環境政策論、国際環境協力論、国際開発協力論、政策(プロジェクト)評価論

勝間田弘[カツマタヒロシ]
1970年静岡県生まれ。早稲田大学アジア太平洋研究センター研究院助教。セントトーマス大学(米国)コミュニケーション学部卒、上智大学外国語学研究科修士課程修了、バーミンガム大学(英国)政治・国際学専攻Ph.D.(博士号)取得。ラジャラトナム国際学院(シンガポール)研究員、ブリストル大学(英国)研究員を経て、2009年より現職。専攻はASEAN・アジア太平洋地域協力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taming_sfc

0
制度論に理論的支柱を置いた形で、全体としては東アジアとヨーロッパの地域統合の有り様を比較する内容となっている。秩序、ガバナンス、制度論、規範、FTA、エネルギー・環境、グローバル化、そして歴史問題の克服について、それぞれの章が「比較」を意識して書かれているので、大変わかりやすい。ASEANもしくはEU、さらには地域統合理論全体に関心のある大学生にとっては必読書。2016/08/28

Sanchai

0
今の僕の問題意識にわずかでも答えてくれた収録論文は第3章「東アジア安全保障への制度論アプローチ」だった。2012/04/01

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