内容説明
開発経済学・アジア研究の泰斗・渡辺利夫の功績。計画経済から市場経済への転換、社会主義市場経済とは何か、そして「海の中国」から「陸の中国」へと向かう発展ベクトルを戦略化した、〓小平の対外開放路線。
目次
1 中国経済は成功するか(不透明な過渡期を漂う中国;虚妄の中国経済大国論 ほか)
2 社会主義市場経済の中国(プラグマティズムに覚醒する中国;〓小平思想の核心 ほか)
3 毛沢東、〓小平そして江沢民(毛沢東時代の中国経済;〓小平の経済思想と改革・開放)
4 海の中国(何が台湾を形成したのか;「海の中国」から「陸の中国」へ)
著者等紹介
渡辺利夫[ワタナベトシオ]
昭和14(1939)年、山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科修了。経済学博士。筑波大学教授、東京工業大学教授を経て拓殖大学に奉職。拓殖大学元総長、元学長。専門は開発経済学・現代アジア経済論。(公財)オイスカ会長。日本李登輝友の会会長。平成23(2011)年、第27回正論大賞受賞。著書に『成長のアジア 停滞のアジア』(講談社学術文庫、吉野作造賞)、『開発経済学』(日本評論社、大平正芳記念賞)、『西太平洋の時代』(文藝春秋、アジア・太平洋大賞)、『神経症の時代 わが内なる森田正馬』(文春学藝ライブラリー、開高健賞正賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 着雪する小葉となって